愛犬と伊豆高原へ一泊するなら、大室山のリフトに犬を乗せられるのか、宿のドッグランはどれくらい使えるのか、食事は一緒の席でとれるのか——出発前に決めておきたいことが次々に出てきますよね。とくに大室山のリフトは犬のサイズで乗れるかどうかが分かれるため、「うちの子は無理かもしれない」とコースづくりでつまずきがちです。本記事では、伊豆高原のペット同伴可施設49軒の事実と、大室山登山リフトの公式の利用条件をもとに、犬連れの一泊二日モデルコースを時間帯ごとに組み立てます。
1日目 午前: 大室山で360度のパノラマを見るか、麓で過ごすか
到着後の午前は、大室山を起点に組むと一日の流れが作りやすくなります。山頂には「すりばち型の噴火口跡」があり、直径は最大300m、周囲は1,000m、深さは70m。噴火口跡を一周する「お鉢めぐり」は周囲約1,000mの散策路で、所要は20〜30分です。山頂からは富士山・南アルプス・伊豆諸島・房総半島まで見渡せる360度のパノラマが広がります。
ただし、ここで犬のサイズによる分岐があります。大室山は国指定天然記念物で徒歩登山が禁止されており、山頂へ上がる手段はリフトだけです。そしてリフトに同伴乗車できるのは体高45cm以下の小型犬に限られます。犬の運賃は無料ですが、乗車中はしっかり抱っこし、座席に直接座らせないのが条件です。山内ではリードを1m以内に保ち、食品を扱う売店に犬は入れません。ふん尿は飼い主が処理します。
体高45cm以下の犬を連れているなら、お鉢めぐりは20〜30分とほどよい散策時間なので、午前のうちに山頂の眺めを楽しんでおく行程が組みやすいでしょう。
大型犬連れ・リフトに乗れない場合はこちら
体高が45cmを超える犬を連れているなら、リフトの同伴乗車はできません。午前は山頂を目指さず、麓で散歩の時間にあてるか、屋内の体験に切り替えるのが現実的です。屋内なら、陶芸体験 八幡野窯(やわたのがま)が午前の予定に入れやすい選択肢です。電動ろくろ32台、手びねり120席という規模で、予約なしで体験できます。天気が崩れたときの差し替え先としても使えます。
1日目 昼: 大型犬まで入れるカフェでひと休み
体を動かした後の昼は、犬と一緒に席につける店で休憩をはさみます。伊豆高原には大型犬まで同伴できるカフェ・食事処があり、バズハウス、AcTree cafe(伊豆 木のカフェ)、福茶's curry、伊豆高原 餃子 こうげん倶楽部はいずれも大型犬まで受け入れています。午前にリフトを見送った大型犬連れでも、昼の選択肢は広く取れます。
小型犬を連れているなら、izuiluという小型犬専用のリゾートドッグラン&カフェもあります。食事のあとにそのまま走らせる時間を作れる点が、昼の立ち寄り先として組みやすいところです。伊豆高原のカフェ・食事処は伊豆高原のペット同伴可カフェ・飲食店一覧から見比べられます。
1日目 午後〜夜: ドッグラン付きの宿にチェックインする
午後は宿へ移動し、夕方からは宿のドッグランと食事でゆっくり過ごす時間にあてます。伊豆高原はドッグラン付きの宿が多く、到着後に犬を走らせてから夕食、という流れを取りやすいエリアです。
食事を犬と同じ空間でとりたいかどうかで、宿の選び方が分かれます。部屋でゆっくり食べたいなら、カーロ・リゾート はんなり伊豆高原は温泉とドッグランがあり部屋食プランを用意しています。ペットと泊まれる全室露天風呂付の宿 別邸 石の家は全室露天風呂付で、ドッグランがあり、全室がお部屋食です。一方、レストランの席に犬と一緒につきたいなら、愛犬お宿 伊豆高原はドッグランがありレストラン同伴ができ、カフェ&バーも愛犬同伴可です。レジーナリゾート伊豆無鄰(むりん)もドッグランとレストラン同伴に対応しています。
犬のサイズや体験で選ぶ余地もあります。伊豆高原 ハッピーちっぴーは温泉付きで、受け入れは中型犬まで(12kg目安)。押し花アートを楽しめる犬の宿 ガラスの仔犬は、ドッグランに加えて押し花アート体験ができ、小〜中型の室内犬が対象です。宿の条件は伊豆高原のペットと泊まれる宿一覧から見比べておくと、食事スタイルとサイズ条件で絞り込めます。
2日目 午前: 宿のドッグランで朝の運動から
二日目は、チェックアウト前に宿のドッグランで犬を運動させてから動き出すと、移動中の車内が落ち着きます。前日の到着後と合わせて、ドッグラン付きの宿は朝夕に走らせる時間を作りやすいのが利点です。
朝の記念に、ドッグフォトスタジオ Atelier Clair(アトリエ・クレール)で愛犬の写真を残す立ち寄りも組めます。旅の締めくくりを形に残したいときの選択肢です。
2日目 昼: 犬用メニューのある食事処や地元の食事へ
二日目の昼は、犬も一緒に食事を楽しめる店を選びます。食事処 あかざわには犬用メニューがあり、人の食事と一緒に犬の分も頼めます。伊豆高原ビールうまいもん処も食事の選択肢になりますが、犬のサイズ条件は要問い合わせです。雑貨を見ながら食事をしたいなら、アジアンオールドバザール IZUは直輸入の雑貨とアジアンフードのレストランを併せ持つ施設です。
2日目 午後: 愛犬の駅でひと遊びして帰路へ
帰路につく前のひと遊びには、ドッグランの愛犬の駅(あいけんのえき)が立ち寄り先になります。最後に犬を走らせてエネルギーを発散させておくと、帰りの移動が穏やかになります。観光の余力があれば、リード着用で同伴できる伊豆高原からくり時計博物館や、神祇大社を組み込む手もあります。立ち寄り先の候補は伊豆高原のペット同伴可観光・レジャー一覧から選べます。
連れている犬に合わせて行程を調整する
同じ一泊二日でも、犬のサイズと好みで組み替えると無理がありません。
- 体高45cm以下の小型犬連れなら、1日目午前に大室山リフトとお鉢めぐりを入れ、昼はizuiluで走らせる小型犬中心のコースが組めます
- 体高が45cmを超える大型犬連れなら、午前は八幡野窯の陶芸体験か麓の散歩に切り替え、昼は大型犬まで入れるカフェ(バズハウス・AcTree cafe など)を使うコースが現実的です
- 食事を犬と一緒の席でとりたい人は、レストラン同伴ができる宿(愛犬お宿 伊豆高原・レジーナリゾート伊豆無鄰)を、部屋でゆっくり食べたい人は部屋食プランのある宿(カーロ・リゾート はんなり伊豆高原・別邸 石の家)を選びます
出発前のチェックリスト
行程の取りこぼしは、出発前に犬のサイズと持ち物を確認しておくとほぼ防げます。
- □ 犬の体高が45cm以下か(大室山リフトの同伴乗車の条件。超える場合は午前の行程を差し替える)
- □ リードは1m以内に保てるものを用意(大室山の山内のルール)
- □ 抱っこできる準備(リフト乗車中は犬を抱き、座席に直接座らせない)
- □ 宿の食事スタイル(部屋食かレストラン同伴か)を予約時に確認
- □ 宿のドッグランの利用条件と、犬のサイズが受け入れ範囲に収まるか
- □ お鉢めぐりは周囲約1,000m・所要20〜30分。犬の体力に合わせて歩くか決める